とある大学生の世界一周一人旅

一人旅の日記がわりに。

プリー 9日目 芸術村へ行く

芸術村へ行く

今日の午前は、芸術村と呼ばれる、アーティストが集まる村へ行くことにした。プリーから少し離れているここは、車で1時間ほどかかる。私を含む5人を募って、車をシェアしていくことに。代金は往復1200ルピー、つまり一人当たり240ルピーである。道中、橋の壁に絵が書いてあったり、近くにある湖に、洗濯物がたくさん干してあってそれが綺麗だった。

 

村に着くと、それぞれのお家の壁が色々な絵で装飾してあって、カラフルで、思ったより綺麗だった。車を降りてすぐ、そこらへんの家の人に客引きされ、せっかくなので絵を見せてもらうことにした。

 


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↑カラフルな壁に模様が書いてある。

 

お店一軒目

その人は、まず紙を取り出してそこに笛を吹くクリシュナと、牛の絵を即興で書いてくれた。おそらくその人はかなりの間アーティストをしているのだろう。2分くらいであっというまであった。また、絵を紹介するときにそれぞれの神様のストーリーを教えてくれたり、(ストーリー調の絵がある。)ツリーオブライフという人生を木に見立てて書いた芸術作品も見せてくれた。

 


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↑左:お店の内部。様々なアート作品がある。

   右:ツリーオブライフ

 

30分くらい聞いて、お腹がとても空いてきたので、アート作品は買わず、チップとして40ルピー(もう一人と合わせて100ルピー)あげた。(バガン編の時も書いたが、私はアート作品に興味があまりないのと、バッグの容量がないので買えないのだ)お店の人的には、作品の対価としてお金を貰いたいらしく、栞をくれた。

 

それから、その人にどこか食べられる場所がないか聞いてみた。しかし、芸術村付近は村しかなく、ろくなレストランはないとのこと。どうしたものかと困り果てていると、何と、その人のお家でお昼ご飯をご馳走してもらうことになった。

 

家の奥の方に進むと、キッチンにその人の奥さんと、お母さんが座っていた。やっぱりサリーを着ていた。しかし、何とそのキッチン、屋根が半分ない。青空キッチンだった。そこに井戸のポンプとかまどがぽつんとあり、ほぼアウトドアで煮炊きをして食べているらしい。ダイニングはないそうだ。

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そこらへんに腰掛けると、奥さんがプレートにご飯とカレーと副菜を持ってきてくれた。きちんとスプーンまで用意してもらい、いただくことにした。インドのカレーは意外と辛くなく、むしろ副菜の方が辛かった。また、インド人はベジタリアンが多いので、大抵の場合肉は入っていない。

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↑食べている途中でもう一品追加されたので、本当はこれプラスアルファである。

 

食べ終え、お礼を言ってから先に進むことにした。

 

二軒目 三軒目

しばらく歩き、二軒目の店に入る。他の店よりも大きくて小綺麗な店だった。入ると、子供がたくさんおり、店の手伝いをしていた。色々な絵を見せてもらうものの、だいたい同じである。また、ここの人は一軒目よりもだいぶドライな感じだ。全然説明してくれないし、しかもだいぶ値段が高い。買わないというと、じゃあ出ていけとすぐに追い出された。

 

驚いたことに、同じものでも店によって値段がだいぶん違う。高いところを選べばその分値切りが楽しめるかもしれないが、何件か見比べて安いところで買うのがいいと思う。

 

がっかりしつつ、店を後にする。暑いし、ちょっと休もうとした時、声をかけられた。

実演販売よろしく、カップのような器に絵を描いている。白いカップガネーシャでいっぱいになった。ここの店は良心価格で、アーティストなので、高くはしないと言っていた。ここで、キーホルダーを2つ(20ルピー)で購入。ここで、時間が来たので帰りの車に乗り込んだ。こうして、芸術村探検は幕を閉じたのである。

 

本を一冊読み終えた。

今まで、ちょこちょこ読んでいた本を読み終わった。70年代後半から80年代にかけてイスラエルに留学した女の人の旅エッセイだ。

イスラエルの人々の議論好きな面や、大学制度の流動性の話から、郵便の不便さなど、また、様々な人種、宗教、民族、国籍が入り混じる国ならではの世界に対する考え方、日本とは違うそれぞれが、作者の視点から描かれていた。イスラエルにはこれから行きたいと思っているので、今現在はどのくらい変わっているのか比較するのが楽しみだ。

 

お祭り2日目

午後は、2日目のお祭りに参加した。1日目は早めに切り上げてしまったので、今回は遅めの時間に参加し、遅くまでいることにした。18時くらいに参加すると、ヨガの先生のポールダンス(先生は男です)がやっていて、ポールの上や周りを縦横無尽に飛び回っていた。自分は男の筋肉は割と好きなので、正直かなり良かった。

 

それからは、リズムに合わせてひたすらに踊りまくった。すると、周りにインド人の子供が集まってきて、一緒になって踊った。すると、祭りの運営関係者の人から、酒を飲んでいるインド人がいるので、危ないので中に入れ。といわれる。ここで、初めてインドの恐怖に触れた気がした。幸い、今のところ一度も危ない目には遭ってないが、初心に帰る思いである。