とある大学生の世界一周一人旅

一人旅の日記がわりに。

バラナシ 2日目 サブストリートは楽しい

サブストリート発見

昨日は、メインストリートを歩いたので、今度はガンガとメインストリートの間にある、迷路の様な道を探索しようと思い、川との途中から内側に入ってみた。すると、相変わらず細っこい道がずーっと続いていたが、だんだんと商店街の様相を呈してきた。おしゃれなカフェや、お馴染みのチャイ屋など、細い道にごちゃごちゃとお店が並ぶ。難波の商店街の、道幅を3分の1にして、バイクの量を3倍に増やした感じで思ってくれていい。そうなのである。インドでは、狭い道だろうが住宅街だろうが平気でバイクが跋扈しているのだ。しかも、通りざまにどでかいクラクションのプレゼント付きで。

f:id:akiraaraki45:20190225033441j:imagef:id:akiraaraki45:20190225033448j:image

↑狭い道      ↑おしゃカフェ

 

途中にあるシヴァカフェというカフェでパンケーキを食べた。食べている途中で、店内のボードに貼ってあったとある広告に目が溜まる。そこには、一人250rsで、ガンガの上のボートから日の出を見るというツアーだった。ツアーの相場は知らないが、250くらいなら払う価値はあると思ったので、即、ツアーに申し込むことに。明日の6時にここに集合と決まった。明日が楽しみだ。

 

このサブストリート、なかなかおもしろい。この前に行ったメインストリート(ベンガリートラストリート)よりも個人的には面白かった。なぜなら、おしゃれなカフェがたくさんあることと、迷路の様にくねくねしていて、その中にゲストハウスも散在していたからだ。しかもしかも、驚くなかれ、なんと、日本語や韓国語がふとしたところに書かれていることが多い。どうやら、日本人宿や韓国人宿が密集しているエリアの様だ。せっかくなので、隠れ日本人宿を探す旅に出ることにした。

 

メインガートで宿巡り


f:id:akiraaraki45:20190225033520j:image

f:id:akiraaraki45:20190225033530j:image

f:id:akiraaraki45:20190225033525j:image

f:id:akiraaraki45:20190225033539j:image

f:id:akiraaraki45:20190225033549j:image

 

わかりやすい様に、↑に一通り写真を並べてみた。もちろん、これ以上にたくさんの日本語や韓国語の看板を見ているが、紹介しきれないので5つほどに絞っている。

 

基本的に、バラナシで有名と言われている日本人宿は3つある。ルドラ、久美子、サンタナである。サンタナは、インドと日本にチェーン展開しているゲストハウスで、インド旅行をした日本人では、お世話になった方が多いのではなかろうか。久美子の家は、文字通り久美子さんというおばさんがやっているゲストハウスで、大麻宿で有名である。そのため、ネットではあまり評価が高くないが、利用していた人のクチコミは良いし、私が訪問してみたときは、部屋がいっぱいで入れないくらい繁盛していた。

ルドラは、日本人の奥さんとインド人の旦那さんがやっている宿で、客層が、若い人が多い印象。今バラナシで一番人気の日本人宿ではないだろうか。

他にも、フレンズゲストハウスという、インド人家族が経営しており、16歳の男の子が働いている所にもお邪魔した。近くには、中国人宿もあったし、韓国語も沢山書いてあったので、韓国人宿もあると思う。

 

晩飯

ルドラの奥さんに、近くの美味しいビリヤニ屋さんと、チキンロール屋さんを教えてもらったので、今日の晩飯はそこで食べることにした。場所は、ゴードウリヤー交差点からもっと北上したところにある、ムスリム地区にある。f:id:akiraaraki45:20190302175045j:image  f:id:akiraaraki45:20190302175506j:image

↑メニューが全部ヒンドゥー語で読めない。

 

ムスリム地区なので、ビリヤニは、ビーフかチキンか選べるようだったが、気分的にチキンを選択。これが結構辛めで、舌がかなりピリピリした。しかし、中に入っているチキンだけ別格にうまかった。チキンだけ食べたいレベル。食べていると、前の席に座っていたにいちゃん達から、パンをおすそ分けしてもらえた。チャパティのようなのだが、中が空洞の二重構造になっていて、ちょっと豆っぽい味がした。

f:id:akiraaraki45:20190302175451j:image

 

食べた後は、ムスリム地区をウロウロと散策してみた。そこら辺一帯は、バザールが延々と並んでいて、道もくねくねと入り組んでいた。しかし、観光客は私以外全くおらず、現地人の買い物の場のようだった。軽く迷子になりながら、元のビリヤニ屋さんに戻ってきて、隣のチキンロール屋さんでうまいと噂のチキンロールを買って、歩きながら食べた。

 

出会い

チキンロールを食べつつ、メインガート付近の帰り道を歩いていると、後ろから声をかけられた。アニョハセヨと。振り返ってみると、韓国人の女性だった。キャリーバッグを持っており、どうやら、宿にチェックインする前なのだが、宿の場所がわからず途方に暮れていたらしい。彼女の宿を探すべく、まずは近くのチャイ屋で一服しながら、話を聞くことに。

 

彼女曰く、パトナから電車で昼にこっちに着いた。いくつか候補の宿はあるが、いずれの宿にも予約はしておらず、部屋の空き具合と料金で決めたいということだ。因みに彼女、なんと尼さんで、頭は坊主である。たしかに、パトナは観光地ではなく、行く人もほとんどいないので、不思議に思っていたが、パトナにある御本尊をどうしても見に行きたくて、ということだった。チャイ屋の主人にホテルの場所を聞いて、それから二人で宿探しの旅が始まった。

 

その宿は、ガンガ沿いのガートにあるようなので、とりあえずメインガートからガンガ沿いの道に降り、歩きながら必死にホテルの看板を探した。しばらくすると、大きな看板が見えた。

あった!やっと着いた!

しかし、ホテルにたどり着くまでにかなりの階段が....!!ヒイヒイ言いながらホテルのレセプションへ...そこは私が思っていたよりずーっといいホテルで、(もちろん私の泊まれるような安宿ではない。)エアコンもちゃんと効いている素晴らしいところだった。尼さんの方も長旅の疲れからかソファの上に腰を落ち着けてちょっとぐったりしていた。部屋の値段を聞いてみると、シングルで一泊2000ルピー(3000円程)だという。ただ、尼さん的には500ルピーから1000ルピーほどを考えていたらしく、とてもじゃないが、無理ということに。別の宿に頼んで、電話で情報を聞いて、送迎サービスを頼むことにした。その宿はシングルルームで500ルピーで、空きがあるという。2分でいくと言われ、待つこと40分。一人の男がレセプションに現れた!

 

そうして、男の後をついていくと、意外と結構な距離を歩いてホテルまで着いた。道は、階段が随所に散りばめられた、見事な悪路で、徒歩で30分は軽くかかったと思う。ガートの付近なので、仕方がないだちゃ仕方ないのだが、何が2分じゃい...

 

そのホテルはインド人と韓国人の奥さんが経営しているところらしく、韓国人宿として有名な場所であった。他のゲストにも、韓国人の方がたくさんいて、色々お話をした。

 

夜のお祈りを見つつ帰る

お話に夢中になっているうちに、いつの間にか夜の19時になっていた。せっかくなので、宿に帰る途中で、メインガートでのお祈りを見ようと思い、そこの宿を後にした。

 

宿からガンガに出て、ガートを下っていく。メインガートに近づくにつれて、人がだんだんと増え、灯の数も比例していく。メインガートに辿り着くと、ヒンドゥー教徒皆さんが、一斉に同じ方向に向かって祈っていた。時々、司祭の人が神の名前を言うと、皆で手を上げて名前を復唱する。毎日行われているとは思えないほどたくさんの人で賑わい、押し合いへし合いしなければ進めないほどだった。歩いている途中で、おでこに赤いやつを押されて、バクシーシをせがまれたので、10ルピーだけあげた。たまに100ルピーとかあげる人がいるが、個人的には10ルピーだけでいいと思う。


f:id:akiraaraki45:20190225033657j:image

f:id:akiraaraki45:20190225033653j:image

 

こうして、20時ごろに宿にたどり着き、1日が無事に終わりましたとさ。